電気通信工事担任者の資格情報、難易度や合格率などを紹介。
電気通信工事担任者とは?
電気通信回線と端末設備等を接続するために必要な資格です。アナログ回線、デジタルデータ回線などに、さまざまな端末設備等を接続する工事、監督をする役割があります。
資格の種類は?
第一級アナログ通信(AⅠ第1種)
アナログ伝送路設備(アナログ信号を入出力とする電気通信回線設備)に端末設備等を接続接続するための工事及び総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事。
AⅠ第2種 2021年廃止
アナログ伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(端末設備等に収容される電気通信回線の数が50以下であって内線の数が200以下のものに限る)及び総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が毎秒64キロビット換算で50以下のものに限る)
第二級アナログ通信(AⅠ第3種)
第一級デジタル通信(DD第1種)
デジタル伝送路設備(デジタル信号を入出力とする電気通信回線設備)に端末設備を接続するための工事。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
DD第2種 2021年廃止
デジタル伝送路設備に端末設備を接続するための工事。(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒100メガビット以下のものに限る)ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
第二級デジタル通信(DD第3種)
第二級デジタル通信(DD第3種)
デジタル伝送路設備に端末設備を接続するための工事。(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒100メガビット以下のものであって、主としてインターネット接続のための回線に限る)ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
総合通信(AⅠ・DD総合種)
アナログ伝送路設備又はデジタル伝送路設備に端末設備を接続するための工事。
受験資格
制限はありません。
試験内容・制限時間・科目
①基礎科目:電気通信技術の基礎
電気工学、電気通信
②技術及び理論科目:端末設備の接続のための技術及び理論
端末設備、総合デジタル通信、トラフィック理論、ネットワーク、情報セキュリティ、接続工事
③法規科目:端末設備の接続に関する法規
電気通信事業法、有線電気通信法、不正アクセス行為の禁止等、電子署名及び認証業務
※各資格で科目内容が異なります。
合格基準
100点満点の60点以上
試験日程
電気通信工事担任者試験
年2回(5月、11月)
受験地
旭川、札幌、青森、盛岡、仙台、秋田、郡山、小山、さいたま、市川、東京、町田、新潟、富山、金沢、甲府、長野、静岡、名古屋、津、京都、大阪、神戸、和歌山、米子、岡山、広島、周南、徳島、高松、松山、福岡、大村、熊本、宮崎、鹿児島、那覇
申込期限
2月、8月
受験料
8,700円
※2023年3月現在
合格発表
試験日翌月10日頃
過去の合格率・難易度
[令和3年度:第2回]
第一級アナログ通信:35.5%、
第二級アナログ通信:43.9%、
第一級デジタル通信:31.2%、
第二級デジタル通信:59.3%、
総合通信:28.5%
[令和3年度:第1回]
第一級アナログ通信:38.7%、
第二級アナログ通信:42.5%、
第一級デジタル通信:27.5%、
第二級デジタル通信:50.0%、
総合通信:30.9%
[平成24年度:第1回]
AⅠ第1種:30.6%、AⅠ第2種:20.4%、AⅠ第3種:42.6%、DD第1種:17.6%、DD第2種:17.1%、DD第3種:41.0%、AⅠ・DD総合種:17.0%
[平成24年度:第2回]
AⅠ第1種:28.3%、AⅠ第2種:14.3%、AⅠ第3種:36.8%、DD第1種:17.6%、DD第2種:14.1%、DD第3種:37.4%、AⅠ・DD総合種:18.8%
お問合せ先
一般財団法人日本データ通信協会
〒170-8585 東京都豊島区巣鴨2丁目11番1号 巣鴨室町ビル6階
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