簿記検定(日商)の資格情報、難易度や合格率などを紹介。
簿記検定(日商)とは?
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
現在、多くの企業が社員に対して簿記検定の資格取得を奨励しているほか、大学や短大の推薦入試、単位認定の基準に採用されていることなどから、年間で約70万人の方々が受験する「日商簿記」として社会的に高い信頼と評価を得ています。
資格の種類
1級
税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門。大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。
2級
高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ。
3級
財務担当者に必須の基本知識が身につき、商店、中小企業の経理事務に役立つ。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。
初級(旧4級)
簿記入門編。小規模小売店の経理に役立つ。勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解している。
簿記検定(日商) 受験資格
制限はありません。
試験内容・制限時間・科目
1級(180分):商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算
2級(90分):商業簿記、工業簿記
3級(60分):商業簿記
初級(4級)(40分):商業簿記
合格基準
1級:合計70%以上ただし、1科目ごとの得点は40%以上
2級:合計70%以上
3級~初級(4級):70%以上
試験日程
1級:6月、11月
2級~初級(4級):2月、6月、11月
受験地
各地の商工会議所まで、お問合せください。
申込期限
試験日の約2か月前に、受験希望地の商工会議所までお問い合わせください。
受験料
1級:7,850円、
2級:4,720円、
3級:2,850円
初級(4級):2,200円
(税込価格)
※2023年3月現在
合格発表
申し込みの際にご確認下さい。
簿記検定(日商)の合格率・難易度
第162回簿記検定(2022.11)
1級:合格率10.4%、2級:合格率20.9%、3級:合格率30.2%
第129回簿記検定(H23.11)
1級:合格率13.0%、2級:合格率44.5%、3級:合格率49.8%
お問合せ先
日本商工会議所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-2 東京商工会議所ビル6F
TEL:03-5777-8600(検定情報ダイヤル)